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熱産生障害
肥満(単純性肥満)の原因の一つとして、熱産生障害があげられます。
熱産生とは体が熱を生み出すことです。
私たちが食事をしたり運動をしたりするときに体験します。
また低温下におかれたりすると、体は体温を36℃程度に維持するために活発な熱産生が行なわれ、もし熱産生の働きが悪いと、摂取したエネルギーが蓄積され、肥満につながってしまうのです。
脂肪細胞には、エネルギーの貯蔵庫として働く白色脂肪細胞と、熱産生を行なう褐色脂肪細胞がありますが、褐色脂肪細胞の働きの低下が消費エネルギー減少型の体質をつくり、貯蔵エネルギーを増やして、肥満の原因になっている可能性がネズミの実験などで確かめられています。
これがヒトにもあてはまるかというとむずかしいところです。
なぜなら、もともとヒトには褐色脂肪細胞がほとんどなく、そうした影響はあまり考えられないからです。
とはいえ、ヒトでも熱産生が悪い人とよい人がいることはまちがいありません。
同じような年齢・体格・ライフスタイルで、同じような食事内容であっても、ある人は肥満に悩み、ある人は標準体重を維持するケースがよくあるのはそのためです。
肥満者のなかには熱産生が悪くて、余分なエネルギーが蓄積するために肥満が進んでしまう人が少なからず存在していることが推察されます。
この熱産生障害にはβ-アドレナリン受容体異常が関与していて、これを克服するには、筋肉がつくような運動をすることがおすすめします。
なぜなら、筋肉の量が増えることで基礎代謝はかなり上昇するからです。
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